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2006年05月05日

2006AISCC通常総会報告

AISCC通常総会報告
(2006年4月23日 於:長野市南千歳公民館)

〈2005年度アジア子ども交流支援センター事業報告〉
昨年の4月に、アジア子ども交流支援センターを設立いたしましたが、この一年で多彩な活動を進めることができました。これらは、会員の皆様やご協力を頂きました多くの皆様のお蔭と感謝しております。ありがとうございました。

昨年の夏のミャンマーの子どもたちへの支援は、ミャンマー教育省の都合で、ヤンゴンのタケダ6番小学校の井戸掘りなどの公設学校への訪問支援は予定どおりに行きませんでした。教育省の考えは「大事なミャンマーの子どもたちに外国人を会わせる訳には行かない」ということでした。昨年は、予定を急きょ変更して、2つの僧院学校を訪問して来ました。今後の支援の仕方については検討していく必要があると思います。
中国には昨年の2月と10月に訪問しました。民主促進会北京市委員会を訪ね交流支援のあり方を協議してきました。現在の中国の経済発展はめざましいものがありますが、沿岸都市部と地方の農村部との経済の格差は、益々大きくなっており、国内矛盾が高まっています。また日本政府と中国政府の関係も悪い状態が続いています。戦後の日中関係で今が最も悪い状況になっているのではないでしょうか。このような中で、草の根の交流支援はとても重要と考えています。
昨年度1年間に協力をして頂いた学校は長野市を中心に15校にのぼります。多くの子どもたちや若者たちに報告を聞いて頂き、支援活動に参加をして頂きました。参加して頂いた皆さんは、支援の意義や文化の違いを学び、平和について、また「真の幸せとは何か」を考える機会になったことと思います。昨年は他団体からも、ご協力を頂きました。グローバル教育支援センター、須坂水の会、ぼろ織りの会、NAGANOケナフの会などからですが、大変ありがたいことです。また企業からも、協力の申し出が出始め、寄付金などでご支援を頂きました。
アジア子ども交流支援センターの活動に参加、協力して頂く方々のそれぞれの動機は、必ずしも同じではありません。勿論、スタート時点での動機は様々で良いと思います。しかし、交流支援を続けて行く内に自分は、何の為に活動しているのだろうかと疑問が沸いてきたり、支援国の家庭文化の豊かさに驚いたりしながら、「真の幸せとは」どういうことなのか、日本の子どもたちや将来は大丈夫だろうかと思いをめぐらせる人が出てきます。この傾向はとても良い現象だと思います。正に、交流支援活動は、自分の人生をどう生きるべきかを考え、自分自身を変革していく「自分おこし」の活動につながって行くのだと思います。
私たちの活動は楽しいことばかりではありませんが、今年もすでにいくつかの学校から取り組みを始めたいと連絡を頂いています。大変嬉しいことです。今年度も、日本とアジアの子どもたちが対等平等に付き合っていけるよう、その「橋渡し」の活動を発展させていきたいと思います。

〈活動の軌跡〉
◆2005年
2月21日~26日 中華人民共和国訪問 北京市 民主促進会と会見 1名
3月 9日 長野市吉田小学校3年3組、4年1組でミャンマー報告
3月27日 アジア子ども交流支援センター設立準備会(事務局)
4月10日 アジア子ども交流支援センター設立総会を開催 第1回理事会を開催(長野市ふれあい福祉センター)
5月 5日 機関紙「Peace wave」創刊号を発行
6月11日 第2回理事会を開催(長野市ふれあい福祉センター)
6月23日 長野市三輪小学校6年2組でミャンマー報告
7月 3日 第1回アジア料理教室・ミャンマー料理26名(長野市ふれあい福祉センター)
7月15日 長野市皐月高校3年生(環境科)でミャンマー報告
7月18日 ミャンマーへ送る文房具のパッキング:長野市東北中学校生が協力(事務局)
7月30日~8月7日 ミャンマー連邦訪問 僧院学校、教育省・大使館訪問 5名
8月27日 第3回理事会を開催(長野市ふれあい福祉センター)
8月26日 長野市皐月高校3年生(環境科)でミャンマー報告
9月 1日 須坂市東中学校全1年生にミャンマー報告
9月 3日 信濃教育会シンポジウムでパネラー参加
9月 5日 機関紙「Peace wave」第2号を発行
9月27日 長野市柳町中学校全2年生にミャンマー報告
10月1日 須坂市東中学校「東祭」でパネルディスカッション助言者として参加
10月5日~9日 中華人民共和国訪問 北京市 民主促進会と会見 2名
10月23日 第4回理事会を開催 於 長野市ふれあい福祉センター
10月26日 長野県中小企業家同友会「共育講座」でミャンマー・中国報告
11月 5日 機関紙「Peace wave」第3号を発行
11月13日 第2回アジア料理教室・韓国料理38名(長野市ふれあい福祉センター)
11月19日 1. まちづくり創造フォーラムでアピール(長野市もんぜんぷら座)2. 長野市まきば保育園のチャリティバザーに参加アピール
12月17日 忘年会 タイ料理(アロイ食堂)

◆2006年
1月22日 第5回理事会を開催(長野市ふれあい福祉センター)
2月 5日 機関紙「Peace wave」第4号を発行
2月7日 NPOアジア麻薬・貧困撲滅協会との意見交換(ながのメルパルク)
2月18日 第3回アジア料理教室・ネパール料理17名(長野市ふれあい福祉センター)
3月3日 JR東日本労組長野地本を訪問 情報交換 2名
3月18日 第6回理事会を開催(長野市ふれあい福祉センター)
3月25日 須坂市水の会総会でミャンマー・中国報告(すざかシルキーホール)

〈アジア子ども交流支援センター活動方針〉1. 交流支援活動
a.ミャンマー連邦の政情は依然として不安定です。一向に進まない民主化のプロセスに世界各国から不満が高まっています。このような情勢の中での支援活動は問題を多く抱えていますが、今年の夏も訪問を予定したいと思います。
b.中華人民共和国への訪問は5月13日~17日のJR東日本労組長野地本の訪中団に参加し支援内容の視察をさせて頂き、本年度から本格的な交流支援活動を始めます。できれば夏以降に訪問を予定したいと思います。
c. 各学校での活動および他団体との連携
a.長野市皐月高校、須坂市東中学校、長野市吉田小学校などからの支援要請に答えます。
b.ミャンマー支援をしている他団体と情報の交換のための組織づくりを目指します。(仮称、ミャンマー支援団体連絡協議会の設立)
c.アジア各国の文化を知る活動を行ないます。(料理教室を年3回以上は開催)
3. 広報および組織強化活動
a.各イベントに積極的に参加し、支援国の物産販売およびPR活動を行います。
b.HPや「Peace wave」などを活用しPRに努めます。(リーフレット・チラシも活用)
c.企業団体への呼びかけを強化します。会員拡大を行ないます。

〈2006年度役員〉
【理事】
青木正彦・浅川美歌・井上久美子・小池邦子・島田久美子・春原洋子・塚原康徳・松川常夫・山口幸枝・山田治三
【監事】
有賀八千夫・北村哲郎

投稿者 tsuka

2005年05月05日

アジア子ども交流支援センター(AISCC)設立にあたって

 2001年8月にNAGANOケナフの会の「ケナフ生態系調査団」がミャンマー連邦を訪問しました。
その際、調査に入った村の学校関係者から「子供たちは外国人を見たことがないので学校を訪問し顔を見せて欲しい」との要請を受け訪問を行いました。
 学校では、子どもたちが元気に学んでいましたが、紙は貴重品ということでノートではなく石版を使って授業が行われていました。また校舎の状態も悪く修繕が必要と感じられました。

 このような厳しい教育環境の中にもかかわらず、ここで学ぶ子どもたちの瞳はとても輝いており感動させられました。もっと子どもたちと交流をしたい、また、私たちができることで教育環境の改善のお手伝いはできないものかとの思いを持ち、支援活動を始めることにしました。
 2002年からはグローバル教育支援センターのミャンマープロジェクトとして本格的な活動に入り、その後も多くの皆様のご協力を頂きながら進めて参りました。
 特に長野市内の小中学校ではプロジェクトへの理解が進み、使われていない自分たちの文房具の提供や日本の文化を紹介する布絵などを描きミャンマーに送る運動が広がってきています。この輪を更に広げていく為に、新たにアジア子ども交流支援センターを設立し活動していくことになりました。
 これからもこの運動は一方的な支援ではなく、子どもたちと国境を越え、双方が共に学び合い、助け合っていくという精神で活動を発展させていきたいと考えています。
 またこの活動を通じ私たち自身も、それぞれが新しい発見や新しい体験の中で、一人ひとりが成長していけるよう実りある活動を目指していきたいと思います。
 アジア子ども交流支援センターはまだ小さな種です。しかし、着実に活動という根を張り、年輪を重ね、私たちメンバーと支援してくださる多くの皆様の力で、大樹に育てて行きたいと考えています。
(代表 青木 正彦)

投稿者 tsuka

AISCC組織概要と2005年活動計画

>> 活動計画立案にあたって =交流支援という考え方=
 おなかをすかせて倒れそうな人がいます。この人にパンを差し上げる。「困っている時はお互いさま」です。被災地などへのこのような支援の考え方は、“人”としてとても大切なことでしょう。
 ただし国境を超えて、構造的な貧困に陥っている社会に対し、このような支援ですべてを解決することができません。パンは翌日にはまた足りなくなり、毎日毎日パンを支援し続けることは困難だからです。
 そこでこのような場合、パン工場や小麦を作る技術やトラクターを支援します。ところが歴史はこのような支援さえも充分ではないことを実証しています。貧困は人間自身の差別や争いが引き起こす場合が極めて多いからです。
 そこで私たちは、次の時代をになう子ども達の教育現場への支援に加え、子ども達どうしの国境を越えたコミュニケーションを支援します。そもそも先進国の子ども達の方が必ず幸せとは限りません。様々な国の子ども達が交流の中で認め合い、助け合い、彼ら自身が作った未来が素晴らしいものであることを願いたいと思います。
 このような考え方がアジア子ども交流支援センターのベースとなっています。よって執行部は後述の通り大人で占められていますが、考え方の中心には子ども達がおり、活動計画もその理念に沿って立案されています。

>> 2005年活動計画

ミャンマー支援活動
ミャンマーにおける過去4年間の交流支援活動の経験を活かし、更に発展させる。特にミャンマーの子どもたちの教育環境改善の課題であるトイレの設置と飲料水(井戸掘り)の確保を進める。
1)現地訪問による活動 (7月~8月上旬に実施する予定)
【 内 容 】
■文房具の配布
タケダ区6番小学校(教師22名・児童615名)
タケダ区34番小学校(教師7名・児童132名)
オーファニック僧院学校(教師7名・児童100名)
※現時点では上記3校が計画されていますが、支援校は増える予定です。

■井戸掘り
タケダ区34番小学校

■衛生関連支援
ミャンマー歯科医師会と共同で、歯科衛生および健康栄養管理の支援(啓蒙チラシを制作、文房具とともに配布)

■課外教育事業
ニャンドゥパラヒタ僧院学校の子どもたちをヤンゴン環状線列車に乗車体験してもらう。

■交流支援
日本の子ども達からのメッセージ(布絵など)を伝えるなど、子ども達同士の交流を促進する。
ミャンマーからも、子どもの絵などの提供をうけ日本の子ども達に届ける。
※中国・ネパールに対する支援活動も調査を進め、準備が整い次第活動を開始します。

2)国内における活動日程
5月 ・日本国内での募金、文房具の寄付等の支援呼びかけ開始
   ・小中学校への交流活動呼びかけ開始

7月末~8月上旬 2005年スタディーツアーの実施と支援活動
   ・帰国後報告会の開催。
   ・報告書および記録ビデオの制作
9月・2月 支援国の文化紹介などのイベント・料理、民芸品、ビデオ報告会 etc

通年 
 ・日本国内の子どもたち(主に小中学校)へ活動の紹介と交流(支援)の呼びかけ
 ・募金や文房具などの支援呼びかけ
 ・機関紙「ピース ウェーブ」の発行(5.8.11.2月)

>> 組織概要
アジア子ども交流支援センターは正会員と賛助会員で構成され、役員(理事と監事)によって運営されています。

■2005年役員
〔代表理事〕
青木 正彦(長野市)
〔理事〕
浅川 美歌(長野市) / 井上久美子(長野市) / 小池 邦子(須坂市)
春原 洋子(中野市) / 関  淑乃(長野市)  / 塚原 康徳(長野市)
伝田 早苗(長野市) / 松川 常夫(駒ヶ根市) / 山口 幸枝(須坂市)
〔監事〕
有賀八千夫(伊那市) / 北村 哲郎(長野市)

■会員
1.正会員 
 a.個人(年会費3,000円) b.企業・団体(年会費10,000円)
2.賛助会員
 a.個人(年会費10,000円) b.企業・団体(年会費30,000円)
※ただいま会員を募集しています。

投稿者 tsuka