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2005年05月05日

ミャンマーの生活と教育事情

 2004年10月から2005年1月にかけての3ヶ月間ヤンゴンに滞在しましたので、その間に感じた街や人々の様子について触れてゆきたいと思います。
 ヤンゴンでは、ここ数年スーパーマーケットやショッピングセンターが増え、どんどん都市化しているように感じます。インターネットカフェやモダンなレストラン、カフェが街のあちこちに見られるようになりました。少しずつ道路の整備もなされ、ごみを集め清掃するヤンゴン市の制服を着た職員の姿をダウンタウンの中であれば、一日中目にします。ヤンゴンは、華やかで現代的な首都としての顔を急速に整えようとしているかのようです。若者の間では髪を染める事が流行り、民族衣装であるロンジーやシンボル的なシャンバックに変わり洋装、リュック・バックを身に付ける人も大変増え、ジーンズや膝丈のスカート姿の女性も見られました。

 一方で、道端にはありとあらゆると言っても過言でない、食品から服飾、雑貨等など多種多様な店が依然として並んでいます。広い歩道が商品で埋められ、すれ違うのがやっとのところもあります。これらの店からは、威勢のいい声で客を呼び込み、客との駆け引きが真剣にされ、軽食や紅茶の店では、人々が憩い談笑をしています。ミャンマーの人々は総じて人懐こくおしゃべり好きなので、歩道にはざわめきが満ち、車道の轟きと相まって街はのんびりとした喧騒に包まれています。
 こういった街の店では、よく店の小さな子どもが遊んでいます。学校があるため、小学生位の学齢期の子どもは平日の昼間にはあまり見かけませんが、夕方にはお手伝いをしている姿があります。それでも、物乞いをしている学校に行かれないと思われる学齢期の子どもが4,5人、私がよくいく市場のあたりにも居ました。中学生位に見える子どもが昼間働いているのは、度々見かけます。地方から住み込みのハウスキーパーやベビーシッターとして出てくる子も多いそうです。私が出逢ったベビーシッターの15歳の女の子は、衣食住と月に3000Kyats(約350円)のお給料で働いていました。街の学校の前を下校の頃通りかかると清潔な制服を着、リュックサックを背負った子どもたちが目に付きます。迎えの保護者におやつを買ってもらい食べながら帰ってゆくこともしばしばなようですし、ショッピングセンターやゲームセンターなどで、おしゃれをして友達と遊ぶ10代の子達もよく目にしました。子どもたちだけを見ても、貧富の差が大きくなっていると感じます。
 日常生活事情としては、停電は私の住んでいたアパートではほぼ毎日ありました。ガスなどの配管はされていませんので、湯浴みに使う湯も料理のコンロ(プロパンガスを使用している家庭もあります。)も電気、炊飯器も電気、全てを電気に頼っている家庭も多いと思われます。水もアパート全体のタンクから自宅のタンクへ毎朝モーターで汲み上げるといった状態です。朝遅くなるとアパートのタンクに水がなく、2,3日続けば自宅のタンクが空になり、水が一日使えないという事にもなりかねません。たとえ水があったとしても、電気がもしなければ汲み上げる事は出来ません。この事に表されるように、インフラストラクチュ
アの面からはなかなか進展が見られないようです。
(Writing 関 淑乃)

投稿者 tsuka : 2005年05月05日 22:20